GOKOグループ 代表 ごあいさつ
GOKOグループ各社は1953年11月小生が27歳で創立した「三星光機株式会社」が前身で、以来60年近い社歴を経ています。創立当初経験した大変な苦労、又当時多くの企業が倒産する中、物理的に「絶対倒産し得ない企業」を求める覚悟をし、創立数年後その具体的目標を次の三原則としました。
- 企業規模の大小に捉われず経営者自身も企業自体も一切「見栄の心」を排す。
- 企業の独立を堅持し、独自の製品の開発を原則とし、所謂下請け仕事は行わない。
- 無借金経営を基本とし、常に変事に備え充分な資金的余裕を堅持する。
以上を厳守し、その企業の姿を「輝ける中小企業」と名付け、以来半世紀を越えて現在も企業の基本理念として堅持しています。
その結果、1960~1980年には8ミリ映画用編集機において、全世界の85%という世界一の市場占拠率を獲得、特に録音編集機においては世界市場の100%のシェアを確立し、1980年代には8ミリ衰退と供に主力をコンパクトカメラに移行、数年後にはコンパクトカメラの大企業各社へのOEMを基にその生産量は世界の40%を超え再び世界一と評されるまでになりました。
カメラがデジタル化されると共にその分野における存立の困難を察知し、映像事業部門は特殊カメラに特化。更に日本に於ける最も重要で困難な分野である農業に対し、カメラ産業で鍛えられた合理性を活かすべく、その近代化を目指し、アグリ事業部門を開設しました。既に次世代の経営者達が上記三原則を堅持しながら懸命に努力しています。何卒新経営陣への各位のご支援を切にお願い申し上げます。
GOKOとまとむら株式会社取締役社長 ごあいさつ
2002年に異業種から農業に参入して以来、GOKOとまとむら株式会社は早くも16年目を迎えました。
2度に亘り世界のトップシェアを獲得した映像機器部門の品質管理体制を農業分野にも導入し、加えて農業生産の既存の概念に拘らない独自の生産方式を考案、通年での安定供給を可能とすることにより、合計57000本の大玉トマト、中玉トマト、10数種類のカラフルミニトマトは、全国各地から数多くのご要望を頂けるようになりました。
出荷先は毎月50社以上を数えるまでになりましたが、事業部発足当初から10年以上に亘り毎週継続してご注文を頂けるお客様が、その中に数多くいらっしゃることは私共の誇りでもあります。
努力だけでは対応しきれない悪天候に悩む日々も少なくない厳しい仕事ではありますが、社員全員のチームワークとサプライヤー各社のご協力を得ながら、創業以来の根幹である企業理念「三原則」を今後も堅持しつつ、より先進的な農業の在り方を追求する「輝ける中小企業」であり続けることを目標に、全社員一丸となって努力してまいります。
引き続き皆様のご支援、ご指導を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
GOKO映像機器株式会社取締役社長 ごあいさつ
祖父 後藤正が1953年にGOKOグループを創立して60年以上が経ちました。GOKO映像機器株式会社の現在の成功は、創業者である後藤正が長年の艱難辛苦により生み出した卓越した経営法と強固な経営基盤により作られています。後藤正はグループ会社であるGOKOカメラ株式会社を二度の異分野における世界一シェア獲得へと導き、またGOKOグループ各社の無借金経営を創立以来堅持してきました。GOKO映像機器株式会社は自己資本比率97パーセント超という類まれな経営体質を獲得し今日に至っています。GOKOグループ創立以来の60年間に思いを馳せるたび、その起業精神を継ぐべき者の一人として身の引き締まる思いがいたします。
GOKO映像機器株式会社は、貿易部門、映像機器部門、不動産部門の3部門を通じ、国内外へのお客様へ製品やサービスを提供しています。貿易部門ではGOKOグループ60年以上の歴史における海外戦略で培われた多数の国々との関係を活かし、GOKOブランド製品の海外販売の統括を行い、また各種製品の輸出入業務や貿易手続代行業務を行っています。現地法人や生産拠点を有していたマレーシア、シンガポール、インドとは特に縁が深く、政府関連組織から民間企業に至るまで親密な関係を築いています。映像機器部門では1953年の創設以来8ミリ編集機及びコンパクトカメラにおいて、自社ブランド・OEM供給により生産台数・世界シェア共に世界一の記録を達成しています。独創的な開発力と長年培った品質管理ノウハウにより、世界初、唯一の映像関連製品を数多く開発し製造販売し、産業・理化学分野から美容・健康分野等にわたり多分野から高い評価を得ています。不動産部門では弊社が国内に所有する複数の賃貸マンション、テナントビルにおいて、自社スタッフによる包括的かつきめ細やかな賃貸管理サービスを提供しています。
今日、GOKO映像機器株式会社の次なる60年間の発展に向けて皆様と新たな一歩を踏み出すことを光栄に思います。創業者 後藤正から中小企業経営法を直接学びながら、また多くの皆様に支えていただきながら複数の事業において多様な実務を並行して担当してきたことは私にとり何にも代えがたい財産です。若輩ではありますが、「輝ける中小企業」として堅実な歩みを続けながら、安定した経済基盤と新進の心意気を併せ持つ企業の経営者として更なる発展に挑戦してまいります。現在既に複数の新規計画を検討、進行しており、実現にむけて多くの努力がなされています。新たな分野への貿易取扱製品拡大もその一つです。多くの可能性を秘めたGOKO映像機器株式会社の今後にご期待ください。
先達の歴史の重みと皆様からのご指導を心に留め、現状に甘んじることなく新進気鋭の心構えを持ち邁進してまいります。引き続きのご指導ご鞭撻を賜りたく何卒よろしくお願い申し上げます。
略歴:後藤友子
- 慶應義塾大学 総合政策学部卒業
- ㈱五光インターナショナルコーポレーション(現GOKO映像機器㈱)に入社
- GOKOグループにおける3度目の大胆な事業転換期において、光学機器製造販売、食品製造販売、不動産賃貸管理、陸上養殖の各部門にて経営、経理、広報、貿易実務等を担当
- 2006年12月 GOKOインター㈱ (現GOKO映像機器㈱)取締役 業務統括に就任
- 2014年12月 同 常務取締役に就任
- 2015年12月から現職